7月発表会に備えて練習に熱が入ります。 今までに何度も練習し、 発表会でも何度か吟じてきた吟題ですが、、 だからと言って、すぐには息の合った吟にはなりません。 発表吟題 1 月夜荒城の曲を聞く http://fukulasuzume.at.webry.info/200903/article_13.html 2 太田道灌蓑を借るの図に題す http://fukulasuzume.at.webry.info/201205/article_17.html 3 海南行 http://fukulasuzume.at.webry.info/201704/article_33.html 今日は、主に、 和歌「七重八重」の練習に時間が割かれたと思います。 今回は、「太田道灌蓑を借るの図に題す」と和歌「七重八重」を セットで吟じることになりました。 これは、有名な太田道灌の「山吹の里」の伝説にちなんだ詩です。 太田道灌は江戸城を築いた人物で、 政治家としても築城家としても、武人としても知られています。 掻い摘んで、お話しすると次のようになります。 道灌が若い頃、鷹狩に行く途中で、にわか雨に遭遇します。 急ぎ近くのあばら家に立ち寄り、 蓑を貸して欲しいと頼みます。 応対した一人の少女は、 黙って一房の山吹の花を差し出しました。 この時、太田道灌には一枝の山吹の花の意味が分かりませんでした。 城に戻った太田道灌は、 「七重八重花は咲けども山吹のみ(実)の一つだに無きぞ悲しき」の 和歌を聞かされ、 少女はこの歌を踏まえて、「蓑」と「実の」を掛けて、 残念ながら蓑はありませんと答えたのだと知ります。 以後、太田道灌は歌の勉強もに励み、 文武両道の優れた武将になったということです。 太田道灌のお話は、多くの人の知るところだと思うので、 今まで、何度か発表してきました。 今回は、和歌「七重八重」も吟じようということになり、 力を入れて練習したわけです。 和歌を吟じるのは、難しいです! |
<< 前記事(2017/05/15) | ブログのトップへ | 後記事(2017/05/17) >> |